和泉敏之の医療研究室

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痒みに対する熱湯の効果に関するナラティブ

以下は主観的経験によるナラティブです。医学的なエビデンスは欠如しています。あくまで参考にとどめてください。以下の文章から他の方への責任は取りかねます。

 

1. 背景

 

毎年、この季節になると、手と足に水脹れが多くでき悩んでいる。皮膚科に受診すると、水虫ではなく、感染症の疑いも考えられないため、原因不明のやまいに悩まされていた。それによるかゆみは堪難く、ヒステリンを塗ってもあまり効果は見られていなかった。

 

だが、汗が皮膚のなかで溜まって痒みを強く感じるという情報を知った。

 

では、よく言われるように冷水で冷やすのではなく、手を熱湯で温めると汗が流れて痒みが軽減されるのではないか、と考えた。

 

2. 先行研究

 

そこに以下の談話記録を読んだ。

 

『皮膚の瘙痒に対する温熱療法』

https://www.kyorin-pharm.co.jp/prodinfo/useful/doctorsalon/upload_docs/180662-1-33.pdf

※2024年04月12日に閲覧。

 

掻痒とは水脹れとは異なるため注意が必要だが、手のかゆみというのは「痛み」と同じ感覚が脳中枢神経から発せられると聞いていた。

 

3. 仮説

 

痒みに対して温熱療法はある程度効果的なのか? それを自身の健康を害しない留意のもと「実験」してみることにした。

 

4. 検証

 

そこで、水脹れのできた手に摂氏44度くらいの熱湯をかけたのである。すると心地よい刺激とともにかゆみが軽減された。

 

5. 結論

 

今回、水脹れによる手のかゆみに対して温熱療法の効果は「私には」ある程度発揮された。だが、医師の監修にも下っていない持論である。水脹れ自体がもちろん完治することもなく、ただかゆみに対する「緩和」に過ぎない。水脹れに大きな変化は見られないが、今一度皮膚科を受診しようと考えている。ともあれ、かゆみや痛みに対して温熱が果たす効果について興味が強く出たことが今回の成果とも言える。医学的なさらなる発展を待ちたい。